診療時間のご案内


午前 9:00~12:00
午後 16:00~19:00
日曜・祝日は休診となります。
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日本畜犬遺伝性疾患協会「IDIDA JAPAN」主催の
犬の遺伝性疾患セミナーに参加してまいりました。
国内での犬の遺伝病に対する認識は
残念ながらそれほど高いものではありません。
ブリーダーさんも
ペット業界の専門の方たちでさえも
皆が皆きちんとした認識を持っているわけではありません。
獣医師でさえも
認識レベルにかなりの差があるのが実情です。
当院は日本畜犬遺伝性疾患協会会員として
遺伝病をより多くの方々に理解していただけるよう
今後もどんどん情報を発信し
出来る限り啓蒙を続けていくつもりです。
食欲も元気もあるけれど
何となく歯ぎしり音が聞こえる。。。
そんなウサギさんが来院した時は
当然ながら口腔内をつぶさに診ていかなければなりません。
写真の子のような場合
手前の臼歯だけをサッとみて
「そんなに大きな問題はないのになぁ」
なんて早とちりしてしまったら大変です。
一番奥の臼歯の過長が問題の主原因となっているからです。
こんなの見逃すことなんてあるの?
皆さんはそう思われるかもしれませんが
一番奥の臼歯というのは
食べ物が口の中にあったり 唾液が邪魔だったり 嫌がって暴れたり etc
残念ながらしっかり見えない場合もあるのです。
というわけで
多少時間をかけてでもちゃんと確認しなければなりません。
ウサギの歯ぎしりは
歯の問題だけでなく
胃腸疾患でもみられることがあり
また それ以外の痛みや苦しみなどでもみられることがありますので
異常を感じたら様子をみないで早めに受診されることをおすすめします。
※ウサギの臼歯の切削処置はほとんどのケースで無麻酔での処置が可能ですが
状況によっては麻酔が必要になってきます。
今回の場合も ①どうしても暴れてしまう子 ②一番奥の処置しにくい場所
ということで 麻酔下での歯科処置となりました。