診療時間のご案内


午前 9:00~12:00
午後 16:00~19:00
日曜・祝日は休診となります。
詳しくはこちら午前 9:00~12:00
午後 16:00~19:00
日曜・祝日は休診となります。
詳しくはこちら陰部からの出血を主訴に来院のウサギさん。
ぐったりしています。
聞けば数ヶ月前から出血が続いているとのこと。
検査の結果、子宮疾患であることが判明しましたが
何しろ 長期にわたる出血の影響で
重度の貧血状態に陥っています。
さあ大変!
・・・・・ということで
まずは輸血からスタートです。
幸いなことに
このオーナーさんのお宅には
もう一羽 体重3kgほどの大きなウサギさんがいて
さっそくその子から20mlほど血液を分けていただき
輸血して手術をすることになりました。
血液をもらう子が体重1kgで くれる子が体重3kg。
この体格差はありがたいですね。
一般的には
ウサギさんの血液型については
詳しい検査を手軽に受けられる検査機関がほとんどないこともあり
臨床の現場では簡易検査(クロスマッチテスト)で
適合を判断するしかありませんが
犬猫ほど厳密な血液型の違いはないので
ほとんどのケースで不適合とはならないようです。
無事手術を終えたウサギさんは
その後 食欲も元気も回復し
先日、抜糸のために来てくれました。
血液検査もほぼ正常値まで回復! \(^o^)/
やったね?(^_^)v
★★★ 注意 ★★★
この子は1歳5ヶ月という若さで子宮疾患を患っていました。
病理検査の結果、さいわい悪性の腫瘍性病変ではありませんでしたが
今回の場合は処置が少しでも遅ければ命を落とすところでした。
3歳以上の雌のウサギさんが子宮疾患になる率が高いことは
以前からお話しさせていただいておりますが
最近はもっと若いウサギさんの子宮疾患もよく見かけるようになりました。
雌のウサギさんを飼っている方には
日々の観察をしっかりおこなうことと、定期的な健診をおすすめします。
少しでも異変を感じたら、早めにご相談下さいね。
ワンちゃんは
生後7~8ヶ月頃までに
乳歯が永久歯に生え変わります。
ところが・・・
あらら
この子は生後10ヶ月になっても
乳歯(矢印)がしっかり残っているではありませんか。
このまま待っていても自然に抜ける様子はないので
麻酔下で抜歯処置を行いました。
上下左右の犬歯4本。
写真のように
歯ぐきから上に見えている部分と比べて
歯根の方がずっと長いのがおわかりでしょうか。
つまり
グラついていない乳歯というのは
これだけの長さの根っこでガッチリと固定されているので
残念ながら
いつまで待っても自然に抜けることは期待出来ないのです。
乳歯が残ったままでいると
永久歯が曲がって生えてきたり
永久歯と乳歯の間に歯石が付きやすくなる(歯周病になりやすくなる)、など
さまざまな悪影響が出てきます。
とにかく
少しでも気になったら
まずは一度 歯科検診を受けてみてくださいね。