コラム - 犬のおはなし -
3月6日は啓蟄。冬ごもりしていた虫たちが地中から這い出すとされる24節気の1つ。 だんだん春が訪れて来るのを実感する今日この頃です。 暖かくなる毎に命の芽吹きを感じるこの季節はとても好きなのですが・・・
多くの人々にとってどうにもたまらないのが「スギ花粉」の恐怖!花粉症の大変さは、なった人にしかわかりませんが、 それはそれは辛いものなのです。マスクが手放せない毎日は本当に鬱陶しい・・・。 ところで犬や猫にも花粉によると思われるアレルギーがあるのをご存知でしょうか? 犬の場合は、人のような目・鼻・喉などの症状ではなく皮膚の痒みが主症状となって現れるようです。 また、猫の場合は犬と違って、どちらかと言えば人に近い症状、いわゆる喘息のような呼吸器疾患としての症状が現れるようです。 いずれにしても人にとっても犬猫にとっても嬉しくもあり、また辛くもある複雑な季節がやって来ようとしています。
皆さんは犬を飼う時に何を基準にして犬種を決めるのでしょうか?
もちろん好きな犬種を選ぶのが一番ですが、その人の環境やライフスタイルに必ずしも好きな犬種が合っているとは限りませんよね。
犬を飼いたい人にとって「犬種選び」は楽しいことですが、慎重に吟味しないと後でとんでもない目に合わないとも限りません。ペット関連の情報普及団体「コンパニオンアニマルリサーチ」はホームページに【ぴったりの犬種をみつけよう】というコーナーを設けてあります。
16項目のいろいろな条件についての質問に答えるだけで「ぴったり度」の高い三犬種が紹介される仕組みになっています。私も早速トライしてみたところ、予想もしない犬種がピッタリだと紹介され、思わず苦笑いしてしまいました。
皆さんも参考までにトライしてみてはいかがですか。選択肢をわざと反対にしてみれば貴方に向いてない犬種がわかるかもしれませんよ。
来年6月の改正動物愛護法施行に合わせて、環境省は犬や猫などの生後間もないペットについての規制案をまとめました。省令で【成体と同じ種類の餌を自力で食べられるようになるまで、販売してはならない】と規定するようですが、何となく曖昧な感じは否めません。当初は、米英などで実施されている「生後8週齢に達するまでは販売してはならない」という規制内容をもとに、もう少し突っ込んだ案の検討が重ねられましたが、科学的根拠がないなどの理由で今回は見送られました。それでも犬や猫については、生後一定期間は親や兄弟と一緒に飼うことを業者には義務付けるとのことですが・・・もともとは生まれて間もない犬や猫などの販売を禁止することが目的だった改正案なのですが、どうも規制の実効性には疑問を残す形となってしまってるようですね。
ワンちゃん専用のシャワー場が八日、福岡県飯塚市内にお目見えしました。スーパー脇のコインランドリーに併設されたもので、買い物ついでに、ひと浴びという趣向のようです。バスタブ一基を備えたエアコン付きの個室で、五百円玉を入れるとシャワーからお湯が出てくる仕組み。洗った後は、備え付けの大型ドライヤーで短時間で毛を乾かすことができます。早速、ラブラドルレトリバーを連れてきた飼い主さんは「うちは犬は外で洗うしかありませんが、冬場は寒いと風邪をひいてしまうし、私も暖かい部屋でシャンプー出来るのは助かります。」とのこと。冬場はワンちゃん(特に大型犬)をお風呂に入れるのはなかなかおっくうになりがちです。
こういった手軽に犬のシャンプーが出来る場所はとても貴重ですね。来年のえとは「戌(ぬ)」。
丸洗いで身を清め年越ししたいですよね?
犬との短時間の触れ合いは、心臓病患者の不安軽減や血圧などの改善に人と接するより大きな効果をもたらすことを、米カリフォルニア大ロサンゼルス校のチームが、テキサス州で開催された米心臓病協会の会合で発表しました。犬の「癒し効果」を具体的な数値で示したとても珍しい研究です。
チームは心不全で入院中の患者76人(平均57歳)を3班に分け、
12分間にわたり①ボランティアが連れてきた犬と触れ合う ②ボランティアだけの訪問を受ける ③ベッドで安静にする・・・を実行してもらいました。
その結果、犬と触れ合った患者では、不安の強さが訪問前より平均24%低下しました。人の訪問では10%しか低下せず、安静に寝ていた患者には変化はみられませんでした。犬の癒し効果がハッキリ証明されたとても意義ある研究におもわず感動してしまいました。