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院長のひとりごと

2013年7月31日

「うちの犬が昨日から下痢なんです。」

 

「おやおや、それはいけませんね。それでその便をお持ちになりましたか?」

「エッ 持って来たほうが良かったですか?」

・・・・・

う~ん

これはよくあるパターン。

何故か

排泄物を持ってきて下さらない方が多くて。。。

この場合

問診で聞かなければならないことがすごく増えてしまいます。

目で見ればすぐにわかることを細かく尋ねなければならなくなり

時間のロスにつながります。

それと

検査材料を採取するために

診察時に採便棒(肛門から差し込んで便を採取する器具)を用いるのですが

これで採れるわずかの材料ではきちんとした検査が出来ないこともあります。

何より

あらかじめ便を提出しておいてもらえたら

診察の順番が回ってきた段階で

検便の結果が出揃っていますので

すぐに的確な治療へと結び付けられることになるのです。

検便の内容は

①直接検査:スライドグラス上に少量の便をのせて生理食塩水で希釈して腸内細菌・虫卵・細胞・残渣などを鏡検。所要時間だいたい5分くらい。

②染色検査:主にグラム染色という手法を用いて腸内細菌のおおまかな区別をします。所要時間だいたい10分くらい。

③浮遊検査:飽和食塩水の中に便を溶かして虫卵を浮かせて検出。所要時間だいたい25~30分くらい。

これ以外にもいろいろな検査がありますが

大体この3つの検査を押さえておけば診断に大きく近づきます。

これだけの時間

診察をしてから発生するか

診察の前に終了しているか

どちらにメリットがあるかわかりますよね。

皆さんも

下痢の時には是非その便を持参するようにして下さいね。