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院長のひとりごと 2014年09月06日(土) の記事

2014年9月6日

連日ニュースで取り上げられているデング熱。

 

とうとう主な感染場所とされる代々木公園が閉鎖されることになりましたね。

 

これだけ感染者が増えている現状を見れば閉鎖は当然のことでしょう。

 

むしろ遅かったくらいかもしれませんね。

 

とにかく

 

感染された方々の1日も早い回復を願うばかりです。

 

デング熱は皆さん既にご存知のように

 

蚊(ネッタイシマカやヒトスジシマカ)によって媒介されるウイルス性疾患です。

 

つまり

 

ウイルスに感染している人の血を吸った蚊が

 

他の人の血を吸う時に病気をうつしていくわけです。

 

ウイルス性疾患ではありますが

 

インフルエンザやノロウイルスのように人から人へ直接感染していくことはありません。

 

必ず、蚊を介してうつっていく、そういう病気です。

 

脊椎動物の中ではヒトがもっとも感受性が高い(感染しやすい)そうです。

 

まったくもってイヤな話ですよね。

 

ま、それはさておき

 

人以外ではどんな動物がデング熱に罹るのでしょうか。

 

基本的にはデング熱に罹患するのは霊長類および齧歯類と言われています。

 

霊長類とは人間や猿の仲間のことで

 

齧歯類とは主なところではハムスター、モルモット、チンチラ、リスなどのこと。

 

カピパラやビーバーなども含まれます。

 

ウサギは重歯目ですからこれには含まれません。

 

ということは

 

サルもハムスターも(例えば代々木公園などで)ウイルスを持った蚊に刺されると

 

人と同じように

 

突然の発熱・頭痛・眼窩痛・筋肉痛・関節痛・発疹などがみられるようになる

 

と解釈してよさそうですね。

 

ただし、先ほど述べたように

 

このウイルスは人の体を一番好むようで

 

人以外の動物の症状は人に比べるとず~っと軽いようです。

 

それでは、霊長類や齧歯類以外の動物

 

例えば、ワンちゃんや猫ちゃんはどうなのでしょうか。

 

代々木公園、新宿中央公園などはワンちゃんの散歩コースとして人気の場所。

 

利用されている方々は

 

ご自身の感染も心配ですが

 

ワンちゃんの感染はどうなのかが気になるところですよね。

 

当然、ワンちゃんや猫ちゃんもウイルスを持った蚊に刺される機会はあるでしょう。

 

しかしながら

 

ワンちゃんも猫ちゃんも現在までのところデング熱を発症したという報告はありません。

 

これは日本以外のデング熱の流行国であっても、です。

 

ということは、ワンちゃん猫ちゃんは大丈夫と考えて良いでしょう。

 

実際、日本の動物検疫では

 

デング熱に関して重要度分類を受けているのは「霊長類と齧歯類」だけで

 

犬は対象外となっています。

 

では、鳥は? ウサギは?

 

気になるところですが

 

このあたりのデータは残念ながらあまり見当たりません。

 

少なくとも愛玩動物として飼っている鳥やウサギを連れて

 

感染地域にわざわざ出向くこともないでしょうから

 

あまり神経質になる必要はないでしょう。

 

そもそもデング熱に罹患するのは霊長類および齧歯類とのことですから

 

それ以外の動物たちの心配はいらないのではないでしょうか。

 

あとは、いくらワンちゃん猫ちゃんたちがデング熱を発症しないとしても

 

その子たちがウイルスを持った蚊に刺されて

 

その子たちの血を吸った別の蚊が飼い主を刺した場合はどうなるのか?

 

犬猫以外の動物から人への感染はどうなのか?

 

考えるとキリがありませんよね。

 

少なくとも近年ではワンちゃん猫ちゃんからの感染は確認されていないようですので

 

そこまで警戒する必要はなさそうです。

 

むしろ

 

ワンちゃん猫ちゃんにとっては

 

蚊に刺されることによって起こる疾患としては

 

「デング熱」よりも「フィラリア」の方が圧倒的に怖いです。

 

予防薬の徹底と外出する時の虫除けスプレー

 

これが一番でしょうね。

 

とにかく

 

デング熱は人が一番やられやすい疾患ですから

 

まずは自分自身の感染防御に努めること。

 

動物たちの心配はそれからでも遅くはありません。