診療時間のご案内


午前 9:00~12:00
午後 16:00~19:00
日曜・祝日は休診となります。
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詳しくはこちら「薬が終わったので診せにきました。」
というわけで
やってきたのは犬のAちゃんとそのオーナーさん。
「さあ、良くなってくれているかな。どれどれ。」
カルテを見ながら診察しようとしたところ、
「あれ、おかしいな、1週間前に薬切れちゃってるんじゃない?」
7日分処方した薬が完全に切れちゃう前に診せに来てくださいね、って
ちゃんとお伝えしたはずなんだけどなぁ。。。
「先生、この子、1日1食しか食べないんですよぉ。
でね、ごはんと一緒にあげる薬でしょ、
だから、薬も1日2回って言われてたけど、1回しかあげられなかったんです。
それで今日薬がなくなったから来たんです。良くなかったですか?」
いや、ごはん1日1食というのも良くないんですけど、
まあそれはさておき、
1日2回の薬はちゃんと2回あげないと治らないんですけどねぇ。。。
特に抗生物質なんかは
そういう中途半端な使い方だとかえって良くないことになっちゃうんですよ。
「あらら。。。」
オーナーさん、ちょっぴり反省してましたが。。。
こういうケース、意外と多いんです。
継続治療で薬を処方しようとすると、
「その薬、数錠余っているので今回はいらないわ。」って。
フィラリア予防薬なんか、3つも4つも余ってる、
なんて言われることもあるので、もうビックリですよ~。
だって予防期間の半分くらいしか飲んでないわけですから
フィラリア検査が「陰性」ってわかるまでドキドキもんなんですよ、ホント。
人の病院でも
「薬は余ってるから今回はそれはいらないわ。」
なんて、皆さんそうおっしゃるのでしょうか。
ま、人の病院と動物の病院とは違う、
って言われたらそれまでなんですけど。。。
それに
抵抗してなかなか薬を飲んでくれない動物達に手を焼くのもわかりますけど。
でもね、治療という意味では基本は同じなんですよ、人も動物も。
必要があって処方した薬は指示通りきちんと与えてもらえませんかねぇ。
何とか頑張って欲しいなぁ。
ホントにお願いしますよ~
猫さんは
ワンちゃんと比べて
水を飲む量が圧倒的に少ないですよね。
それはいったいどうしてなのでしょうか。
ヒモを解くカギは
猫さんたちの起源にありそうです。
家猫さんの起源をたどれば
リビアヤマネコの子孫だという説が有力。
つまり
過酷な砂漠地帯の環境に適応するために
飲み水が少なくても生きていける
そういう身体を作り上げていったという歴史があるわけで
ペットとして私たちとともに暮らすようになった今も
あまり水を飲まない猫さんは多いようです。
祖先が作り上げてきた驚くべき身体の機能
それは
水分摂取量が少なくても生きていける仕組み
つまり
尿濃縮率を高めるなど
身体から出て行く水分を極力抑える特殊能力
そういったものが根底にあるからなのでしょう。
いや~
ホントにすごい機能・能力ですねぇ。
でも
残念ながら逆にこのことが
あまり水を飲まなくても平気というこのスーパーな体質が
腎臓病や尿石症を引き起こしやすくしているとも言えるのです。
本来、猫さんが摂るべき水分量は
体重4~5kgの子で1日約200mlくらい。
もちろん、この量をすべて飲水で摂るわけではないですよ。
ドライフードだって約10%は水分だし
缶詰ならばその約75%は水分としてとり込まれます。
が
そうは言っても
水分量は十分でないことに変わりはありません。
健康維持のためには
やっぱりなるべく水を飲んでもらう方が良いはず。
あっ、もちろん適量ってことですからね。
4~5kgの子が500mlも600mlも飲むようでしたら、それは多飲。
何か病気があるのかもしれませんよ。
では
あまり水を飲まない猫さんたちに
ちゃんと水を飲んでもらうにはどうしたらいいのか。
1つのアイディアを掲載していますので
よろしければ読んでみて下さいね。
他にもた~くさんアイディアはあると思いますが
この方法はウチの猫さんたちに大ウケだったものですから。