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院長のひとりごと 2013年07月 の記事

2013年7月24日

天気が今ひとつのせいか

 

今日は普段と比べて随分とすいています。

 

待合室がガランとしているのは久しぶりのこと。。。

 

こういう時は

 

普段なかなか出来ない仕事を皆で分担してやってしまうのがよいのでは

 

というわけで

 

掃除やら事務仕事やら

 

各々パートを決めてとりかかることにしました。

 

私は

 

待合室の椅子に座って壁のポスターや受付の展示物などをチェック。

 

いつも女性陣がきれいににディスプレイしているので感心してたんです。

 

ところが

 

いつもは立ったまま見ることが多くあまり気付かなかったのですが

 

椅子に座って眺めてみるとどうも勝手が違うんです。

 

目線の高さが合ってなかったり

 

統一性がなかったり。。。

 

受付のカウンターをはさんで

 

飼主さん側から見てみると「?」って感じるような部分が結構あるような・・・

 

気になって

 

診察室に入って飼主さん側からいろいろ眺めてみると

 

あらあら・・・結構気になる点が見える見える。。。

 

いつもの側からしか見ていないと気がつかない違和感のようなものって

 

飼主さん側に立って見ないとホントにわからないものなんだと

 

改めて気付きました。

 

「飼主さんサイドに立った診療を目指します!」

 

なんて普段は豪語しておきながら

 

こんな基本的なことがおろそかになっていたなんて。。。

 

急いで改善しましたが

 

ものすご~く反省させられた1日でした。

 

 

2013年7月31日

「うちの犬が昨日から下痢なんです。」

 

「おやおや、それはいけませんね。それでその便をお持ちになりましたか?」

「エッ 持って来たほうが良かったですか?」

・・・・・

う~ん

これはよくあるパターン。

何故か

排泄物を持ってきて下さらない方が多くて。。。

この場合

問診で聞かなければならないことがすごく増えてしまいます。

目で見ればすぐにわかることを細かく尋ねなければならなくなり

時間のロスにつながります。

それと

検査材料を採取するために

診察時に採便棒(肛門から差し込んで便を採取する器具)を用いるのですが

これで採れるわずかの材料ではきちんとした検査が出来ないこともあります。

何より

あらかじめ便を提出しておいてもらえたら

診察の順番が回ってきた段階で

検便の結果が出揃っていますので

すぐに的確な治療へと結び付けられることになるのです。

検便の内容は

①直接検査:スライドグラス上に少量の便をのせて生理食塩水で希釈して腸内細菌・虫卵・細胞・残渣などを鏡検。所要時間だいたい5分くらい。

②染色検査:主にグラム染色という手法を用いて腸内細菌のおおまかな区別をします。所要時間だいたい10分くらい。

③浮遊検査:飽和食塩水の中に便を溶かして虫卵を浮かせて検出。所要時間だいたい25~30分くらい。

これ以外にもいろいろな検査がありますが

大体この3つの検査を押さえておけば診断に大きく近づきます。

これだけの時間

診察をしてから発生するか

診察の前に終了しているか

どちらにメリットがあるかわかりますよね。

皆さんも

下痢の時には是非その便を持参するようにして下さいね。

 

2013年7月20日

私は往診はあまりおススメしません。

何を急に変なことを

って思われるかもしれませんが

理由は簡単です。

往診ではほとんど何もわからないからです。

あっと、これは極端でしたね(^_^;)

言い方を変えましょう。

往診では正確な診断・治療を施すことがとても難しいからです。

飼主さんの稟告と問診、それと身体検査。

往診で出来る検査は限られています。

まして相手は口のきけない動物。

ということは

どうしたって、往診では見込み診断・見込み治療になってしまいがち。

見込み診断・治療は

うまくハマれば経済的にも楽ですし、そういう簡単なケースもあるでしょう。

でもうまくいかなければ

治療が長引いてかえって経済的負担が増してしまうことだってあり得えます。

この「うまくいく・いかない」の部分をしっかり押さえるためには

必要な検査

過剰な検査ではなく、必要最低限の検査は行うべきだと思うのです。

ですから

往診を依頼された時は

私はいったん動物を病院へ運んで必要な検査を受けるよう提案しています。

動物を連れて来られない飼主さんのために病院が送迎をするということです。

そうすることにより

正確で迅速な診断・治療へとつながっていきます。

すべての動物にきめ細かい診療を施してあげたいと私は願うのです。

 

2013年7月10日

当院の1日の流れをお話しましょう。

 

 

まず1日の始まりは

 

HOTELで預かっているワンちゃんたちの朝のお散歩から。

 

だいたい朝の5時~6時くらいの間に済ませます。

 

その後、7時半頃からスタッフが出勤してきますので

 

皆で院内の掃除・消毒、外回りの掃除、駐車場の掃除をします。

 

同時に入院動物の診療を分担しておこない

 

お散歩に出ないHOTEL預かりの猫さんやウサギさんたちの世話も分担しておこない

 

 

 

一段落したら朝のミーティングです。

 

この時に

 

昨日までのことの確認と

 

今日1日の予定と注意事項を

 

全員がしっかりと頭の中に叩き込みます。

 

わずか10~15分ですが

 

一番貴重な時間と言ってもいいかもしれません。

 

そんなわけで

 

朝の診察がスタートするまでのこの数時間はめちゃめちゃ忙しく貴重な時間なのです。

 

 

 

9時~12時が午前の診察時間ですが

 

きっちり昼の12時に終わることはまずほとんどありません。

 

大体1時半くらいまで長引いてしまいますが

 

これはこれで仕方ありませんね。

 

午前の診察が終了してから午後4時の診察開始までの間は

 

交代で昼食をとりながら

 

手術やその他麻酔処置をおこなう班と

 

午前の診療の整理(カルテチェックは全員がします)をする班と

 

午後の診察の準備(掃除・消毒など)をする班とに分かれて

 

それぞれとりかかります。

 

 

 

3時半過ぎから午後のミーティング。

 

午前の反省点と午後の予定と注意事項を全員で確認します。

 

 

 

4時~7時が午後の診察時間です。

 

大体終わるのが8時くらいで

 

その後

 

翌日の麻酔処置予定の子のお家に確認の電話をいれます。

 

入院動物のチェックやHOTEL預かりの子たちのチェックを分担しておこない

 

掃除・消毒を分担しておこない

 

午後の診察の整理(カルテチェックは全員がします)をし

 

反省会を兼ねたミーティングをおこないます。

 

この後何もなければ終了です。

 

 

 

でもたいてい

 

日中に出来なかった手術をおこなったり

 

研究会に参加したり

 

急患の診察をしたり

 

なんだかんだで

 

日付が変わってしまうこともしばしば。

 

これが当院の1日の流れです。

 

 

 

こうしてみると

 

結構ハードな日々を送っているんだなって

 

スタッフ皆で何だか妙に感心し合っちゃいました(笑)。

2013年7月3日

動物病院に来る人って

ほとんどが女性の方なんですよね。

日中に動物を連れてきやすいのはやはり主婦の方たちってことなのかな。

それに

動物病院の受付はほとんどが女性ですし

動物看護士やトリマーも女性が圧倒的に多いし。

何だか男性の居場所がないような・・・。

せめて獣医師くらいは男性の持ち場かなって思ってみても

獣医科大学の学生の比率も女性の方がやや多くなっているみたいだし

ますます男性は押しやられていくのかなって

ちょっと不安になっちゃいます。

しかたがないことですが

病院にいらっしゃる飼主さんが女性が多いのだとしたら

病院スタッフも女性が多い方が落ち着いて話せるのかもしれませんし

何より

動物(特に犬猫)は

男性が苦手という子はいても

女性が苦手っていう子の話はあまり聞いたことがないし

これって

本来女性が持っている「母性」とか「優しさ」とか「きめ細やかさ」など

そういった目に見えない何かを動物は感じ取っているのかもしれませんね。

そうなると

動物に安心感を与え

落ち着いた診察をすすめていくには

女性獣医師の方が適しているのかも知れません。

動物の身体検査をしていていつも思うのですが

あの女性特有の柔らかなタッチは

私たち男性にはとてもマネができませんよ、ホントに。