コラム
先日、平塚市内の住宅街で変わった色のカラスが発見されました。 カラスは全身真っ黒なのが普通ですが、何とそのカラスは全身が淡い茶色なのだそうです。 同市西真土在住の自営業祝秀夫さん(57)が、同市唐ヶ原の金目川河口付近でこのカラスを発見してから1週間ほど通い詰め、 何とか写真撮影に成功しました。同市の博物館の館長浜口哲一氏によると、このカラスはくちばしが細いのでハシボソガラスという種類。 白く変わったり(白変)、淡く色あせる(バフ変)という現象はまれにみられるそうですが、突然変異のメカニズムについてはよくわかっていません。 「羽の一部の色が変わることもあるが、全身が変わるケースはかなり珍しい。バフ化したカラスは生活力が乏しく、 巣立ちまで育つ例はめったに見ない」と浜口館長は話しています。 この茶色のハシボソガラス君、頑張って長生きして欲しい気もしますが、街のゴミも荒らさないで欲しいし・・・。はてさてどうなることやら。
先日、アメリカで、何とクマを撃退したという恐るべき?ネコのことがニュースとしてとりあげられていました。 ニュージャージー州ウエストミルフォードに在住の女性、ドナ・ディッキーさんが飼っているネコ(ジャックちゃん・体重約7kg)は、 とにかく縄張り意識が強く、庭に侵入して来る者に対してはいつも容赦のない攻撃を加えるらしいのですが・・・。 ある時、庭にアメリカクロクマが侵入してきました。 ジャックちゃんは自分より遥かに大きいこの相手に対しても、まるでひるむことなく物凄いうなり声と爪による攻撃を加えたところ、 よっぽど気の弱いクマだったのか、その剣幕に恐れをなし、庭の木に登って逃げたのだそうです。 木の下でうなり声をあげて待ち構えているジャックちゃんが怖くて15分ほどじっとしていた後、 何とか降りてはみたものの、再び追われて別の木に登るハメに! 飼い主がジャックちゃんを家の中に入れたところ、ほうほうの体で森に逃げ戻ったのだそうです。いやはや凄いネコがいたものですね。
先日、岡津中学校の2年生の女子生徒さん4人が職業体験学習で、1年生の女子生徒さん5人が職業インタビューで、それぞれ当院を訪れました。 どの生徒さんからも、将来獣医師になりたいという熱意が強く感じられ、私達の仕事を見つめる真剣な眼差しがとても印象的でした。 当院では、数年前からこうした体験学習を受け入れるようになりましたが、年々獣医師になりたいという生徒さんが増えて来ているように感じます。 テレビや雑誌などで獣医師が活躍するシーンが多く見られることも一つの理由かもしれません。 当院での見学・実習を通して生徒さん達の今まで持っていた獣医師という職業に対するイメージがより鮮明になって、 将来のこと、働くということはどういうことなのかを改めて考えて貰う事が出来れば、受け入れ側の私達としても嬉しい限りです。 それにしても今の中学生達は本当に羨ましいです。私達が中学生の頃にはこんな経験は出来ませんでしたから。
もう少しで梅雨明けですね。これからの時期、気をつけなければならないのが「熱中症」です。 一般的に、暑熱環境下で起こる様々な体の障害をまとめて熱中症と呼んでいますが、 その症状は、何となく元気が無い、気分が悪そうだといった程度の軽いものから、 命にかかわるような重篤なもの(このレベルのものは熱射病と呼びます)までいろいろあります。 とても怖い熱中症ですが、気をつけていれば未然に防ぐことが可能です。 夏日の射す車内や換気の悪い室内に放置したり、炎天下に直射日光にさらすなどはもってのほか! また、例え日陰であっても夏場の激しい運動は避けねばなりません。 散歩に出す時は、路面の温度が高過ぎないか手で触れて確かめてみるくらいの慎重さがあってもいいでしょう。 もし動物に異変を感じたら、すぐかかりつけの動物病院へ連絡を取り、指示を仰いで下さい。 応急処置としては、まずは涼しい日陰で水を飲ませながら休ませるとよいでしょう。 元気がなくふらついたりするような状態の時は、急いで体温を下げる必要があるので、体を水で濡らして風を当てたりします。 水浴も効果的です。ただし氷水につけるのは逆効果になるのでやめましょう。 冷た過ぎる水浴は体表の血管を収縮させ、結果として熱放散を妨げてしまうからです。
動物は生きている限り排泄物を出し続けます。便や尿はもちろんのこと、当然おならも出ます。 おならと言えば、人間の場合は「プー」とか「プッ」というような音が出ますが、動物の場合は一体どんな音がするのでしょうか? まずその前に、一口に動物と言っても、肉食動物と草食動物では腸内活動が異なる為、おならの感じも当然違ってきます。 草食動物は腸内活動が活発なせいか大きめのおならを頻繁にします。 逆に肉食動物のおならはどちらかと言えば音も小さくそれほど頻繁ではありませんが、やはりにおいは草食動物よりはくさいようです。 では気になる動物のおならの音はどんな感じなのか?カバは「ボボー」。お尻の肉が震えてこういう音になるそうです。 ラクダは「ビビビ」という特徴的な音。においもくさくありません。因みにロバも同じような音だそうです。 チンパンジーはご想像の通り人間と同じような音です。 ゾウは以外にも音は小さく「ブルル」とか「ボボボ」といった感じで、聞き耳を立てていないと気がつかないこともあるそうです。 もちろん草食動物ですから、においはあまりくさくありません。