コラム

2007年7月2日

20070702アニマルセラピーとは、動物とのふれあいや交流によって精神と肉体機能を向上させる「セラピー(療法)」の一種で、欧米では盛んに行なわれています。通常は治療を目的としての専門的な勉強や知識を得た人が行なう医療になります。ただし、日本でのアニマルセラピーの意味合いはもう少し広い範囲にわたっており、ボランティア団体もしくは個人が、病院や施設などに動物を連れて行き、参加者とコミュニケーションを図ってもらいヒーリング効果を導く活動などもアニマルセラピーと呼ばれています。

そういったボランティアの派遣要請は年々増加しているのですが、実際のところは、人数が足りずまた訓練された動物が少ない、といった問題が起こっています。そこで特定非営利活動法人(NPO法人)「ひとと動物のかかわり研究会」(養老孟司理事長)と麻布大学獣医学部介在動物学研究室(相模原市)が共同で「アニマルセラピー」の担い手養成に取り組むことになりました。七月にセミナーと試験を実施、合格者を相模原市内などの施 設にボランティアとして派遣する計画ということになっているそうです。

興味のある方は是非参加してみてはいかがですか。