コラム
2008年1月21日
緑内障は、眼内圧が上昇することにより一時的もしくは永久的に視神経が障害され、その結果として視覚を失う眼疾患です。最初のうちは羞明や結膜の充血などといった他の眼疾患でもよくみられる症状とあまり変わりがないので、家でついつい様子をみてしまうこともあるのですが、これはとても危険です。眼内圧の上昇が持続すると、激しい疼痛・赤目・瞳孔散大・角膜混濁を示すようになります。そして早い場合には2日くらいで失明してしまうことも・・・。このように経過がとても早いので、緑内障は診断した時点で残念ながら既に視覚を失ってしまっているケースもあります。
緑内障を早期に診断して視覚を維持するためには、家庭でのチェックが大事です。少しでも眼に異常を感じたら、様子をみずにすぐ病院へ連れて行くように心がけましょう。