コラム
2006年11月14日
前回に続いてまたまた眼科症例をひとつ。左眼がおかしいという主訴のラブラドール犬が来院しました。 角膜に血のかたまりが付いていてなかなか取れないというのですが・・・。 本人は眼を気にしている様子はなく、元気も食欲も普段通り。 よーく観察したところ、確かに角膜に小さな血餅が付着しています。そしてその周囲には炎症の為か少し白濁が見られます。 洗浄液で洗い流してみても剥がれ落ちる気配がまるでないので、麻酔をかけて精査してみることになりました。 すると血餅の下から出てきたものは、何と角膜に刺さり込んだ草の実!! 思わず叫んじゃいました「痛そう!」って。 さっそく取り除いてあげましたが・・・。それにしても、こんな状態で平気で生活してたなんて本当に我慢強い子。 自分だったらコンタクトレンズがちょっと痛くても大変なのになぁ。