コラム
2005年11月29日
犬が感じる痛みの程度を尾の振り方などで判断するというユニークな研究発表が11月19日大阪でありました。
研究者らでつくる「動物のいたみ研究会」がまとめたもので、メンバーの宮崎大学農学部の永延清和助教授らによると、「痛みがない」のがレベル0、
「ケージから出ようとしない、尾の振り方が弱い」がレベル1、
「食欲低下、痛いところをかばう」がレベル2、
「体が震えている、背中を丸めている」がレベル3、
「持続的に鳴く、眠れない」がレベル4。
犬の痛みに関連する動きを42項目リストアップし、痛みのないレベル0から最も強いレベル4に分類した結果だそうです。動物の動きから痛みの程度を知ることで適切な鎮痛処置が出来るようになるのですから、これはすごく喜ばしいことですよね。