コラム

2006年6月27日

20060627[1]もう少しで梅雨明けですね。これからの時期、気をつけなければならないのが「熱中症」です。 一般的に、暑熱環境下で起こる様々な体の障害をまとめて熱中症と呼んでいますが、 その症状は、何となく元気が無い、気分が悪そうだといった程度の軽いものから、 命にかかわるような重篤なもの(このレベルのものは熱射病と呼びます)までいろいろあります。 とても怖い熱中症ですが、気をつけていれば未然に防ぐことが可能です。 夏日の射す車内や換気の悪い室内に放置したり、炎天下に直射日光にさらすなどはもってのほか! また、例え日陰であっても夏場の激しい運動は避けねばなりません。 散歩に出す時は、路面の温度が高過ぎないか手で触れて確かめてみるくらいの慎重さがあってもいいでしょう。 もし動物に異変を感じたら、すぐかかりつけの動物病院へ連絡を取り、指示を仰いで下さい。 応急処置としては、まずは涼しい日陰で水を飲ませながら休ませるとよいでしょう。 元気がなくふらついたりするような状態の時は、急いで体温を下げる必要があるので、体を水で濡らして風を当てたりします。 水浴も効果的です。ただし氷水につけるのは逆効果になるのでやめましょう。 冷た過ぎる水浴は体表の血管を収縮させ、結果として熱放散を妨げてしまうからです。