コラム

2007年10月18日

20071018難産の判断と帝王切開に踏み切るタイミングを見極めることはとても重要です。もちろん本来は自然分娩が望ましいのは当然のことですが、それを望むあまりタイミングを逸して胎仔を救えなくなってしまうことは絶対に避けなければなりません。胎仔が産道を通過出来る大きさで、産道が開いているにも関わらず、陣痛微 弱のため自力での娩出が困難な場合は陣痛促進剤を1回投与して様子をみますが、20~25分経過しても胎仔が娩出されなければ帝王切開を決断すべきでしょう。

基本的に、いったん陣痛が始まれば、いつ娩出されてもいい状態と考えられるため、自然分娩でいくべきか、帝王切開にすべきか迷ったときには、帝王切開 に踏み切る方がうまくいくケースが多いようです。

早すぎる帝王切開よりも遅すぎた帝王切開の方が胎仔死の可能性が高いからです。

写真はチワワの新生仔で す。帝王切開で無事に生まれました。