コラム
2009年11月18日
時々悲鳴をあげるというチワワが来院しました。食欲・元気もいつもよりは落ちているようです。
嘔吐がみられたので気になって来院されたとのこと。血液検査では特に異常値がみられなかったのですが、レントゲン検査で小腸全体にガス像がみられ、イレウスの疑いがあったので、超音波検査で確認したところ、小腸に 異物らしきものが存在しているのがわかり、さっそく開腹手術を実施しました。手術で取り出したものは「プラスチックの☆型もの」でした。子供さんのおもちゃから取れてしまったもののようです。鋭く尖っていて、小腸を今にも突き破りそうな状態でした。本人は相当痛かったことでしょうね。本当に危ういところでした。
例えこんな小さなものでも誤食により大変なことになってしまうということを十分認識して下さい。室内でも散歩中でも、異物を口にしないようしっかり管理してあげて下さいね。