コラム
2006年12月26日
生まれた子猫をよく見てみると、同腹の兄弟猫なのに毛色がまるで違うことがあります。 茶トラであったり、黒白であったり、三毛であったり。 実に様々な毛色の子猫が、とても同じ母猫から生まれたとは思えないほど出てくるのは一体何故でしょう。 猫の毛色は当然ながら父猫と母猫の遺伝子によって決定されます。 ところが、猫は「交尾刺激排卵」といって、交尾を行なった刺激により排卵が誘発されるという特徴があります。 発情期間中に交尾・妊娠する相手は1頭とは限らず、複数の♂猫と交尾をした場合、それぞれの交尾により排卵がおこり、 それぞれの排卵で妊娠する可能性がある訳ですから、生まれた子猫はいろいろな父猫の子であり、 毛色は当然のこと、毛の長さまで違う子が出てきても不思議ではないのです。