コラム
2005年12月28日
来年6月の改正動物愛護法施行に合わせて、環境省は犬や猫などの生後間もないペットについての規制案をまとめました。省令で【成体と同じ種類の餌を自力で食べられるようになるまで、販売してはならない】と規定するようですが、何となく曖昧な感じは否めません。当初は、米英などで実施されている「生後8週齢に達するまでは販売してはならない」という規制内容をもとに、もう少し突っ込んだ案の検討が重ねられましたが、科学的根拠がないなどの理由で今回は見送られました。それでも犬や猫については、生後一定期間は親や兄弟と一緒に飼うことを業者には義務付けるとのことですが・・・もともとは生まれて間もない犬や猫などの販売を禁止することが目的だった改正案なのですが、どうも規制の実効性には疑問を残す形となってしまってるようですね。