コラム
2006年8月24日
オッドアイという名称をご存知ですか?オッドアイとは左右の眼の色が違うことを言います。 奇妙な眼という意味なんだそうです。オッドアイは通称で、正確にはHeterochromia of Iris(日本語で虹彩異色症)と言います。 猫(特に白い猫)で時々見られますが、原因はよくわかっていません。遺伝的疾患とも言われていますが、 基本的には突然変異で出現することが多いようです。もちろん犬にも見られますし、人にも起こり得る疾患です。 日本では古くからオッドアイの猫のことを「金目銀目」と呼んでいました。 確かに金目の方はカッパー(赤銅色)もしくはゴールド(金)ですが、銀目の方はシルバー(銀)ではなくブルー(水色)であることが多いようです。 ところで、このオッドアイの猫ですが、可哀想なことにブルーの目の方の耳が聞こえない子が時々います。 聴覚障害はオッドアイに限らず、両目ともブルーの子に出やすいとされていますが、 それは聴覚障害を起こす原因とされている白斑遺伝子がブルーの目を作る遺伝子の上にあるため、 優性遺伝である白毛と合体すると聴覚障害の遺伝子が出る、というメカニズムなんだそうです。