コラム
2007年3月11日
130年以上も前に絶滅したと考えられていた鳥がタイのバンコク郊外で発見されました。この鳥はヨシキリの一種(Large-Billed Reed Warbler)で、湿地帯に生息します。バンコクのマヒドン大学の鳥類学者フィリップ・ラウンドさんが、タイ湾沿岸の下水処理施設周辺の草原で偶然発見 したそうです。この鳥は雄の個体で、体重9.5g、体長14cm。大体スズメくらいの大きさで、生後1年くらいとみられています。他のヨシキリと異なり、 長いくちばしと短い羽が特徴的です。スウェーデンのルンド大学でDNA鑑定した結果、1867年にインド北西部で発見されて以来見つかることのなかった 「幻の鳥」と同種であることが確認されました。絶滅したと思われていた動物が実はちゃんと生息していたなんて、びっくりですがちょっと嬉しいニュースですよね。
もしかしたら、100年ぶりに日本オオカミ発見!なんてことも夢ではないのかもしれませんね。