コラム 2008年05月24日(土) の記事

2008年5月24日

20080524食欲や元気がなく腹部が異常に膨らんでいるというウサギさんが来院しました。

レントゲン検査で腹腔内のおよそ2/3を占める液体を貯留した大きな塊がみられました。超音波検査を行なったところ、液体を貯留して大きく膨らんだ子宮が幾重にも折り重なり合って腹腔内を占有していることが判明。早速開腹手術を施したところ、約800g強の卵巣子宮が摘出されました(写真)。術前の体重が1.7kgだったので、取り出したものの大きさ・重さはこの子にとっては相当負担だったんだろうなって、あらためてビックリ。子宮水腫は犬猫に比べてウサギではかなり多く見られます。腫大した子宮の圧迫により呼吸困難に陥ったり、元気や食欲が低下したり。また、子宮水腫から子宮捻転に陥ると、疼痛が著しく、急速に全身状態が悪化することがあるので注意が必要です。病気になってからの手術は相当なリスクを伴います。

お産の予定のないウサギさんは早い段階での不妊手術を考えておくべきではないでしょうか。