コラム 2005年12月 の記事
来年6月の改正動物愛護法施行に合わせて、環境省は犬や猫などの生後間もないペットについての規制案をまとめました。省令で【成体と同じ種類の餌を自力で食べられるようになるまで、販売してはならない】と規定するようですが、何となく曖昧な感じは否めません。当初は、米英などで実施されている「生後8週齢に達するまでは販売してはならない」という規制内容をもとに、もう少し突っ込んだ案の検討が重ねられましたが、科学的根拠がないなどの理由で今回は見送られました。それでも犬や猫については、生後一定期間は親や兄弟と一緒に飼うことを業者には義務付けるとのことですが・・・もともとは生まれて間もない犬や猫などの販売を禁止することが目的だった改正案なのですが、どうも規制の実効性には疑問を残す形となってしまってるようですね。
ワンちゃん専用のシャワー場が八日、福岡県飯塚市内にお目見えしました。スーパー脇のコインランドリーに併設されたもので、買い物ついでに、ひと浴びという趣向のようです。バスタブ一基を備えたエアコン付きの個室で、五百円玉を入れるとシャワーからお湯が出てくる仕組み。洗った後は、備え付けの大型ドライヤーで短時間で毛を乾かすことができます。早速、ラブラドルレトリバーを連れてきた飼い主さんは「うちは犬は外で洗うしかありませんが、冬場は寒いと風邪をひいてしまうし、私も暖かい部屋でシャンプー出来るのは助かります。」とのこと。冬場はワンちゃん(特に大型犬)をお風呂に入れるのはなかなかおっくうになりがちです。
こういった手軽に犬のシャンプーが出来る場所はとても貴重ですね。来年のえとは「戌(ぬ)」。
丸洗いで身を清め年越ししたいですよね?
犬との短時間の触れ合いは、心臓病患者の不安軽減や血圧などの改善に人と接するより大きな効果をもたらすことを、米カリフォルニア大ロサンゼルス校のチームが、テキサス州で開催された米心臓病協会の会合で発表しました。犬の「癒し効果」を具体的な数値で示したとても珍しい研究です。
チームは心不全で入院中の患者76人(平均57歳)を3班に分け、
12分間にわたり①ボランティアが連れてきた犬と触れ合う ②ボランティアだけの訪問を受ける ③ベッドで安静にする・・・を実行してもらいました。
その結果、犬と触れ合った患者では、不安の強さが訪問前より平均24%低下しました。人の訪問では10%しか低下せず、安静に寝ていた患者には変化はみられませんでした。犬の癒し効果がハッキリ証明されたとても意義ある研究におもわず感動してしまいました。