コラム 2005年10月 の記事

2005年10月23日

20051023鳥インフルエンザのシーズンがやって来ました。

渡り鳥の季節に流行するこのウイルスはH5N1型と呼ばれ、とても強い毒性を持っています。 嫌なことに今年は大流行の兆しを見せているようです。 まだこの鳥インフルエンザウイルスが直接人に感染する力は弱いとされていますが、 WHO(世界保健機関)によると【人から人に感染する新型ウイルスは、いつ出現してもおかしくない】とのこと。 H5N1型ウイルスが変異して大流行すれば、それだけ人間同士の感染につながるウイルス変異の機会が増えることになります。 ヨーロパやアメリカおよび日本はいち早く対策に乗り出していますが、 問題は日本以外のアジア各国やアフリカなどでは十分な対策が講じられてないことです。

 

とにかくまず私たちに出来ることはむやみに野鳥に接触しないことだと思います。 あまりの恐怖心は必要ありませんが、警戒はすべきでしょう。

2005年10月17日

20051017暑い夏も過ぎ去り、過ごし易い秋を迎えて動物たちも絶好調といったところでしょうかね。 院長自慢の猫ひじき君もこの季節になると天気の良い日には頻繁に散歩に出して貰えるのでとてもご機嫌です。

写真の紫陽花の茎にスリスリするのが日課となっています。 もちろんリード付きなので勝手に遠くへは行けません。 今の世の中、室内飼育の猫ちゃんにとって外の世界は危険が一杯です! 交通事故も怖いし、ケンカによる怪我も怖いし、怪我だけでなくもっともっと怖い怖ーいウイルス感染だってもらっちゃう可能性が大なのです。 それに可愛いと連れ去られてしまう危険もあるし、ご近所とのトラブルだって考えられなくもないですよね。

 

これからの時代は飼育動物は必ず飼い主さんの監視下におくことが必要だと私たちは考えます。 人も動物も楽しく安全な毎日を送れれば、こんなに幸せなことはないですよね。

2005年10月6日

20051006テル預かりや入院でお泊りする子たちの管理で一番気を使うことは、どうしたらストレスを与えないで済むか、何と言ってもこれに尽きると思います。

健康状態良好のホテル預かりの子たちはなるべく時間を見つけては遊んであげるようにしてます。

もちろん人見知りの激しい子は出来るだけ静かな落ち着いた環境で過ごせるように工夫します。でも手術後ケージレストなどで安静を保たねばならない子たちは痛みがひいた後はもう退屈で退屈で仕方がないのですが、 思いっきり遊ばせてあげる訳にもいかず、本当に可哀相なのです。

 

せめてしょっちゅう声をかけてあげたり、出来るだけなでてあげたり、気分が落ち込まないように気を使ってあげる必要があります。皆元気で帰っていってもらいたいから、私たちも一生懸命かつ楽しみながら管理させて貰ってます。