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詳しくはこちら“ネコの集会”というのをご存じですか?
ネコの集会が行なわれるのはたいてい夜更け。
場所は近所の公園や空き地、神社の境内など人けの少ない場所です。
飼い猫も野良猫も、どんなにわがままなネコでも集まってきます。
そこで何をしているかというと、
互いに間隔をあけて座り、
ケンカするわけでもなく鳴きあうわけでもなくじーっとしています。
そして1時間ほどで静かに解散していくのです。
それでも決してお互いが無関心なわけではなく、
ちゃんと集会としての意味があるのです。
ネコも犬と同様、自分のなわばりを持っていて、
多くの場合互いのなわばりは重なり合っています。
特に都心などでネコが密集している地帯では、
縄張りがいっしょくたになってしまいます。
ネコ同士にもある程度の順位が決まっていますが、
なわばりが重なっているため、
どうしても同じ場所を行き交うことになります。
そんな時、
ネコは順位に関係なく互いのなわばりを尊重し合います。
なるべく出会わないように時間をずらしたり、
出会ったときは先に気づいた方が道をゆずります。
また、
食べ物が多いごみ捨て場や、日光浴をするのに適している場所は、
誰かのなわばりであってもなかよく共有します。
ネコの集会は、
なわばりで出会ったり場所を共有してもおかしくない相手=仲間、
そういう仲間を確認する大切な場なのです。
新顔がいればそこでにおいを覚えます。
ネコは単独生活者ではありますが、
意外にも、民主的に社会のルールを守っているのです。
猫さんは
ワンちゃんと比べて
水を飲む量が圧倒的に少ないですよね。
それはいったいどうしてなのでしょうか。
ヒモを解くカギは
猫さんたちの起源にありそうです。
家猫さんの起源をたどれば
リビアヤマネコの子孫だという説が有力。
つまり
過酷な砂漠地帯の環境に適応するために
飲み水が少なくても生きていける
そういう身体を作り上げていったという歴史があるわけで
ペットとして私たちとともに暮らすようになった今も
あまり水を飲まない猫さんは多いようです。
祖先が作り上げてきた驚くべき身体の機能
それは
水分摂取量が少なくても生きていける仕組み
つまり
尿濃縮率を高めるなど
身体から出て行く水分を極力抑える特殊能力
そういったものが根底にあるからなのでしょう。
いや~
ホントにすごい機能・能力ですねぇ。
でも
残念ながら逆にこのことが
あまり水を飲まなくても平気というこのスーパーな体質が
腎臓病や尿石症を引き起こしやすくしているとも言えるのです。
本来、猫さんが摂るべき水分量は
体重4~5kgの子で1日約200mlくらい。
もちろん、この量をすべて飲水で摂るわけではないですよ。
ドライフードだって約10%は水分だし
缶詰ならばその約75%は水分としてとり込まれます。
が
そうは言っても
水分量は十分でないことに変わりはありません。
健康維持のためには
やっぱりなるべく水を飲んでもらう方が良いはず。
あっ、もちろん適量ってことですからね。
4~5kgの子が500mlも600mlも飲むようでしたら、それは多飲。
何か病気があるのかもしれませんよ。
では
あまり水を飲まない猫さんたちに
ちゃんと水を飲んでもらうにはどうしたらいいのか。
1つのアイディアを掲載していますので
よろしければ読んでみて下さいね。
他にもた~くさんアイディアはあると思いますが
この方法はウチの猫さんたちに大ウケだったものですから。