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適切な食餌


フェレットは完全な肉食動物なので、
動物性高蛋白・高脂肪・低繊維
の条件を満たしている食餌を与えることが必要です。

 蛋白質


【動物性】蛋白質が絶対不可欠です。30〜35%以上必要です。《高蛋白》
フェレットの消化管はとても短いので、短時間で消化吸収できる質の良い高蛋白質、(特にアルギニンタウリンというアミノ酸)を必要とします。
これらは植物性の食物からは十分に摂取できません。

大豆粉、大豆ミール、コーンクルテンミール、小麦クルテンなどの植物性蛋白質が主原料料になっているものや、それらが大量に含まれているものはフェレットには与えないでください。

植物性蛋白質を主食にしている場合、尿はアルカリ性になりやすく、アルカリ尿の時には、腎臓や膀胱などに尿石が形成されやすく、排尿困難などの症状を示すことがあります。動物性蛋白質を主食にしている場合は、尿のphは約6.0〜6.5で、酸性です。
 
ちなみにフェレットは魚(動物性蛋白質ですが)をあまり好みません。

※注意※
フードの栄養組成表に【粗蛋白質40%】と表示されていても、即座に「これは良いご飯!」と思わないで下さい。これは動物性と植物性の蛋白質の合計%です。大事なのは動物性蛋白質!!大豆や穀物などの植物性蛋白質が主原料のフードでは、フェレットは必要な栄養を摂取できません。くれぐれも注意してくださいね。

 

 脂肪


フェレットのエネルギー源です。リノール酸、リノレン酸、アラキドン酸などの不飽和脂肪酸が必要です。18〜35%以上必要です。《高脂肪》
(幼若なフェレットや、授乳・妊娠中の雌では約25%の脂肪が必要です。)

フェレットは脂肪から吸収したエネルギーを活用します。炭水化物はエネルギー源とし 有効に利用できません(うそみたいですよね)。では、脂肪をいっぱい与えよう!と考えてしまいそうですが、過剰に与えることも問題があります。
 
過剰摂取により起こり得ること
・脂肪は蛋白質、炭水化物と比べると、2倍以上ものエネルギー源として消化されます。つまり脂肪が多い食餌は少量で満ち足りてしまい、それでもなお、食べ続けると、【肥満】になってしまいます。
・不飽和脂肪酸の過剰とビタミンEの不足は、脂肪組織の炎症(脂肪織炎)を引き起こします。

脂肪の不足により起こり得ること
・毛が乾燥して粗剛になり、痒みがみられることがあります。

フェレットのご飯には動物性脂肪が豊富に含まれています。しかしこれは空気に触れると酸化してしまいますので、開封したフードは密閉し、冷暗所に保存してください。

 

 炭水化物


フードの栄養組成表などでは、【粗繊維】と書いてあると思います。
4%以下が理想です。《低繊維》


炭水化物はエネルギー源として有効利用されません。
ニンジンやキャベツやサツマイモなどに含まれる食物繊維(複合炭水化物)を、フェレットは消化することができません。それらを分解する腸内細菌や酵素が欠如しているからです。これらを必要以上に与えると、腸内細菌叢を乱す原因になり、お腹にガスがたまったり、下痢をしたり、体重が減少したりしますので、注意しましょう。

でんぷんなどの単純炭水化物はエネルギー源として利用できますが、その分、蛋白質や脂肪から摂取すべき熱量が減ってしまいます。

 

 粗灰分(そかいぶん)


食べ物が完全燃焼した後に残るミネラルで、7%以下が理想です。多すぎる粗灰分は、尿結石の原因の一つとして考えられています。

 

 おやつ


主食から適切な栄養を補給している場合は、基本的にはおやつは必要ありません。
スナック菓子や甘いものは大好きです。ついつい与えてしまいがちですが、絶対に与えてはいけません。糖分や塩分が多量に含まれています。
脂肪を取りすぎると、肝臓に負担がかかります。
フェレット専用栄養剤は嗜好性が優れていますが、与えすぎると軟便になることもあります。その他、脂溶性ビタミンA・D・Eが含まれているので、多給は過剰症になる危険があります。
※おやつを与える時は、フェレットの体に悪くないものを、少量だけ与えましょう。

以上のことを参考にして、良質のフェレットフードを選んでみてください。

※※フードはドライフードを与えることを強くお薦めします。※※
フェレットは消化管が短く、食べてから3時間ほどで排泄されてしまいます。
そのため、1日に少しずつを10〜12回食べます。このような摂食パターンは
歯石が付きやすく、歯肉炎になりやすいのです。その上、半生タイプのフードは
歯に付きやすいので、歯垢の付着を助長します。