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解剖生理

ここでは犬や猫とは大きく違うことや、フェレットに特徴的なことだけお話します。
(1)肛門腺が発達していて、興奮時には分泌物を出します。
(しかし通常では購入時に肛門腺除去手術が済んでいるはずです。)
(2)体臭は、肛門腺、肛門付近に分布するアポクリン腺、体全体に分布する皮脂腺からの分泌物が原因です。
(3)換毛は年に2回、春と秋に起こります。尾が黒や赤の小さな斑点を伴って脱毛することがあります(季節性尾部脱毛症)。尾が完全に脱毛してしまうのは、換毛の時期かストレスを受けている時です。
(4)汗腺が未発達なため、主な体熱放散調節は呼吸で行われます。暑いときは呼吸が速くなります。暑さに弱く、32度以上になると熱射病になりやすくなります。
(5)フェレット特有の嘔吐の徴候として、前肢で口元を引っかく、舌なめずり、顎をこする、後ずさり、目を細めるなどがあります。これらの症状は後に説明しますインスリノーマという病気の時にもよく見られる症状です。
(6)食物を摂取してから排泄するまでの時間が、約2.5〜3時間ととても短いです。消化管が非常に短いためです。
(7)犬よりもジステンパーウィルスに対しての感受性は高いと言われています。毎年のワクチン接種をお薦めします。