コラム

2006年9月18日

 20060918[1]ウサギの永久歯は切歯と臼歯からなり、総数28本生えています。 これらの歯は生涯にわたって伸び続けますが、上下の歯が上手く咬み合って摩擦しあうため適切な長さが保たれています。 でも、何らかの理由で歯の咬み合わせが悪くなり、正常な歯の摩擦が出来なくなると、歯が異常な方向に伸びてしまいます。 このことを不正交合といい、切歯で起こる場合と臼歯で起こる場合があります。写真の子の場合は不正咬合が臼歯で起こっています。 上下が上手く噛み合わず、正常な摩擦にならないため、一部分がだんだん尖がってきて舌に当たり、 炎症を起こしてご飯が食べられなくなってしまったのです。 硬いペレットだけを与え続けていると、臼歯の動きが縦方向(押し潰すだけの動き)に偏ってしまい、歯の摩擦がうまくいかなくなります。 牧草をたくさん与えることにより、臼歯本来の横方向の動き(臼ですり潰すような動き)が促されるようになるので、 不正咬合を予防するには、適度な力で潰れて繊維質がしっかり残る硬過ぎないペレットを選ぶことと、 普段から牧草に慣らしておくこと、この2つが大事だと言えるでしょう。