コラム

2007年4月4日

200704042007年度の狂犬病予防接種が始まりました。

昨年は、海外で犬に咬まれた人が、帰国後狂犬病を発症し亡くなると いう悲しいニュースがありました。日本を取り巻く海外では狂犬病はまだまだ驚くほど蔓延しており、いつ病気が入り込んできてもおかしくない状況にあること を、私たちは今一度しっかりと認識しておかなければなりません。確かに国内では約50年もの間、犬の狂犬病の発症はありません。けれどもそれは水際での懸 命な検疫の成果であることを忘れてはなりません。検疫の及ばないケース、例えば違法輸入で入ってくる動物や輸入建材に紛れ込んでくるネズミやコウモリなど が狂犬病ウィルスを持っていないという保障は一切ないのです。仮に狂犬病が侵入してきても、国内の犬の接種率が最低70%以上あれば何とか蔓延を防げるの ですが、厚生労働省の調べによるとここ数年の予防接種率は50%にまで落ち込んでいるとのこと。もし「うちの犬は小型犬でほとんど外に出ないから必要な い」「50年も発症がないのだから打たなくても大丈夫」という考えが根底にあるのだとしたら、それはあまりにも危険過ぎます。

いざという時の人間用の狂犬 病ワクチン(治療用も含めて)が全然足りていないという現実を皆さんも是非知っておいて下さい。